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Subject加速管の使用方法
Article No1315
Date: 2014/10/17(Fri) 15:40:17
ContributorY. Seimiya
広島大学の清宮です。

1本の加速管を3つに切って、切った加速管同士をフリンジ無しで以下のように直接繋げたのですが(つもり)、
加速管1本をそのままTrackParticlesしたものと3つに切って繋げた場合のTrackParticlesで
結果が少々違うようです。
私には何か間違っているのか、仕様なのか、バグなのか判断ができませんでしたので、連絡させていただきました。

よろしくお願い致します。

!--------------------------
MARK
P00=(EMITX=2.84762926e-05 AX=0.0 BX=0.65
EMITY=2.84762926e-05 AY=0.0 BY=0.65)
P01=()
;

CAVI
CCP=(L=2.0 FREQ=1.3e9 VOLT=40e6 PHI=-90 DEG)
CCP1=(L=0.9 FREQ=1.3e9 VOLT=40e6 PHI=-90 DEG FRINGE=1)
CCP2=(L=0.9 FREQ=1.3e9 VOLT=40e6 PHI=-90 DEG FRINGE=2)
CCP3=(L=0.2 FREQ=1.3e9 VOLT=40e6 PHI=-90 DEG DISFRIN=1)
;

MULT
CCPQ=(L=0.2 FREQ=1.3e9 VOLT=40e6 PHI=-90 DEG K1=0 DISFRIN=1 FRINGE=0)
;

LINE TES1=(P00 CCP P01);
LINE TES2=(P00 CCP1 CCPQ CCP2 P01);
LINE TES3=(P00 CCP1 CCP3 CCP2 P01);

FFS;
NPARA=1;
TRPT;
beam={1,{{1e-3},{1e-3},{1e-3},{1e-3},{1e-3},{1e-3},{1}}};

FFS["USE TES1"];
Design orbit length = 2.0000000000000000
POS=LINE["POSITION","P01"];
TrackParticles[beam,POS]
Out[3]:= {3,
{{.002996010266232957},{.0009993326457982824},{.002996010266232957},{.0009993326457982824},{.000998007971811252},{.00099817325467\
94604},
{1}}}

FFS["USE TES2"];
Design orbit length = 2.0000000000000000
POS=LINE["POSITION","P01"];
TrackParticles[beam,POS]
Out[5]:= {5,
{{.0029925489404048094},{.0009974854714060555},{.0029925489404048094},{.0009974854714060555},{.0009980148715060793},{.00099453584\
79871674},
{1}}}

FFS["USE TES3"];
Design orbit length = 2.0000000000000000
POS=LINE["POSITION","P01"];
TrackParticles[beam,POS]
Out[7]:= {5,
{{.0029925489404048094},{.0009974854714060555},{.0029925489404048094},{.0009974854714060555},{.0009980148715060793},{.00099453584\
79871674},
{1}}}

SubjectRe: 加速管の使用方法
Article No1316
Date: 2014/10/17(Fri) 16:51:07
ContributorAnonymous
> 広島大学の清宮です。
>
> 1本の加速管を3つに切って、切った加速管同士をフリンジ無しで以下のように直接繋げたのですが(つもり)、
> 加速管1本をそのままTrackParticlesしたものと3つに切って繋げた場合のTrackParticlesで
> 結果が少々違うようです。
> 私には何か間違っているのか、仕様なのか、バグなのか判断ができませんでしたので、連絡させていただきました。
>
物理的に異なる加速器モデル(TES1 vs TES2)を比較して結果が変わらなかったら、それこそがバグだと思います

SubjectRe^2: 加速管の使用方法
Article No1317
Date: 2014/10/17(Fri) 17:17:59
ContributorY. Seimiya
> > 広島大学の清宮です。
> >
> > 1本の加速管を3つに切って、切った加速管同士をフリンジ無しで以下のように直接繋げたのですが(つもり)、
> > 加速管1本をそのままTrackParticlesしたものと3つに切って繋げた場合のTrackParticlesで
> > 結果が少々違うようです。
> > 私には何か間違っているのか、仕様なのか、バグなのか判断ができませんでしたので、連絡させていただきました。
> >
> 物理的に異なる加速器モデル(TES1 vs TES2)を比較して結果が変わらなかったら、それこそがバグだと思います

フリンジを切れば物理的に同じモデルになると思っていました。
1本の加速管の一部にQを巻く場合、CAVI2種とMULT1種を合わせてシミュレーションできるかと考えていたのですが、
TES3ではそういったシミュレーションはできていないということになりますよね。
どのようにすれば1本の加速管の一部にQを巻くシミュレーションができるのでしょうか。

よろしくお願い致します。

SubjectRe^3: 加速管の使用方法
Article No1318
Date: 2014/10/20(Mon) 10:50:06
ContributorAnonymous
> > > 広島大学の清宮です。
> > >
> > > 1本の加速管を3つに切って、切った加速管同士をフリンジ無しで以下のように直接繋げたのですが(つもり)、
> > > 加速管1本をそのままTrackParticlesしたものと3つに切って繋げた場合のTrackParticlesで
> > > 結果が少々違うようです。
> > > 私には何か間違っているのか、仕様なのか、バグなのか判断ができませんでしたので、連絡させていただきました。
> > >
> > 物理的に異なる加速器モデル(TES1 vs TES2)を比較して結果が変わらなかったら、それこそがバグだと思います
>
> フリンジを切れば物理的に同じモデルになると思っていました。
> 1本の加速管の一部にQを巻く場合、CAVI2種とMULT1種を合わせてシミュレーションできるかと考えていたのですが、
> TES3ではそういったシミュレーションはできていないということになりますよね。
> どのようにすれば1本の加速管の一部にQを巻くシミュレーションができるのでしょうか。
>
なりません

あなたは、加速管COPを 三種の加速管 COP1,2,3に分解する段階で、物理的に異なるモデルを構成しています
(これは、フリンジモデリングなどの摂動レベルの差異ではありません)

COP/COP1〜3のフリンジをすべて取り去り、通過させる粒子の6元座標を(0, 0, 0, 0, 0, 0)にとれば、
よりはっきりと問題が明かになると思います

SubjectRe^4: 加速管の使用方法
Article No1319
Date: 2014/10/20(Mon) 18:22:48
ContributorY. Seimiya
> > > > 広島大学の清宮です。
> > > >
> > > > 1本の加速管を3つに切って、切った加速管同士をフリンジ無しで以下のように直接繋げたのですが(つもり)、
> > > > 加速管1本をそのままTrackParticlesしたものと3つに切って繋げた場合のTrackParticlesで
> > > > 結果が少々違うようです。
> > > > 私には何か間違っているのか、仕様なのか、バグなのか判断ができませんでしたので、連絡させていただきました。
> > > >
> > > 物理的に異なる加速器モデル(TES1 vs TES2)を比較して結果が変わらなかったら、それこそがバグだと思います
> >
> > フリンジを切れば物理的に同じモデルになると思っていました。
> > 1本の加速管の一部にQを巻く場合、CAVI2種とMULT1種を合わせてシミュレーションできるかと考えていたのですが、
> > TES3ではそういったシミュレーションはできていないということになりますよね。
> > どのようにすれば1本の加速管の一部にQを巻くシミュレーションができるのでしょうか。
> >
> なりません
>
> あなたは、加速管COPを 三種の加速管 COP1,2,3に分解する段階で、物理的に異なるモデルを構成しています
> (これは、フリンジモデリングなどの摂動レベルの差異ではありません)
>
> COP/COP1〜3のフリンジをすべて取り去り、通過させる粒子の6元座標を(0, 0, 0, 0, 0, 0)にとれば、
> よりはっきりと問題が明かになると思います

ありがとうございます。
一致しない原因は、粒子の速度が光速より遅いことで生じる位相の変化を、下流のRFで考えていなかったためと思います。
切った加速管を切る前と同じように繋げるには、切り口からちょうど粒子が出るときのRF位相を知る必要があると思うのですが、
このような値を取得できる関数はあるでしょうか。
(無い場合は、δφ= 2πf ∫ (1-v(z)/c)/v(z) dzを積分する?)

よろしくお願い致します。