鎌田さんとの議論で、SADを構築済みの実行環境を配布してはどうかという
話が出たのですが、需要や要望はあるのでしょうか？

個別の環境毎にSADを生成するためのは、開発環境の確保と維持や
人的資源的に難しいので、仮想マシン上の環境を配布するという
形態を考えています。仮想マシン自体の配布になる為に、使用出来る
OSは再配布が自由に可能なものに限定されるので、Linux/OpenSolaris/
*BSDなどになります。特に、Linuxの場合、非商用ディストリビューションに
限定されます。

主要なクライアント環境 Windows/MacOSX/Linuxで共通で
利用出来る仮想マシンとしてVirtualBoxを想定し、配布形態は
600MB〜1GB程度のディスクイメージの ZIP書庫を考えています。

森田さんの用意してくれた「SAD構築済み実行環境」をMacPro(Snow Leopard)で試した報告です。

まず、次からVirtualBoxをダウンロード、インストールしてあることが前提です。
http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

次に、SADuserのパスワードを使って下記URLから"SAD*****-vbox.zip"をダウンロードします。
http://acc-physics.kek.jp/SAD/SADrelease/distfiles/binary

これを展開したもので、VirtualBox上に新規マシンを作れば完了です。

bench2.sadを走らせた結果は以下の通り。
*********** summary of the bench mark
Function Test 2.140134058892727
Optics Test2.4081499576568604
Tracking Test2.520158290863037
Matching Test1.7761096954345703
Overall Score (smaller is faster): .12079325974697158

テスト環境は、MacOSX10.6.2、プロセッサ2×3.2GHx Quad-Core Intel Xeonでした。
ちなみにワンクリックで最新配布のSADにアップデートしてくれるようです。

> 鎌田さんとの議論で、SADを構築済みの実行環境を配布してはどうかという
> 話が出たのですが、需要や要望はあるのでしょうか？
>
> 個別の環境毎にSADを生成するためのは、開発環境の確保と維持や
> 人的資源的に難しいので、仮想マシン上の環境を配布するという
> 形態を考えています。仮想マシン自体の配布になる為に、使用出来る
> OSは再配布が自由に可能なものに限定されるので、Linux/OpenSolaris/
> *BSDなどになります。特に、Linuxの場合、非商用ディストリビューションに
> 限定されます。
>
> 主要なクライアント環境 Windows/MacOSX/Linuxで共通で
> 利用出来る仮想マシンとしてVirtualBoxを想定し、配布形態は
> 600MB〜1GB程度のディスクイメージの ZIP書庫を考えています。