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| Subject | ： Intel MacにおけるSADの現状 |
| Date | ： 2006/04/06(Thu) 00:33:55 |
| Contributor | ： Shin-ichi Yoshimoto < > |
吉本＠自宅です
最近は、MacBook ProおよびIntel Mac miniでSADを動かそうと色々と試しているんですが、
一応現状報告をしますと、
１）GCC 3系列は全滅でg77を作るのはかなり難しいので、他力本願モードになっています。
２）GCC 4.1.0がリリースされましたが、これもmakeできないのでSADどころかgfortranもできない。
３）GCC 4.2.0では一応gfrotranをmakeすることができ、SADのコンパイルも通ります。ただし、
examplesを走らせると、こけます。
４）既に森田さんから報告がありましたが、Intelコンパイラだと問題なく動く
といった感じです。といことで、Intelコンパイラを除くと、今一番可能性のあるのはGCC 4.2.0
なんですが、もう、絶えずいじられているので、なかなか見極めるのが大変ですが、もし、Intel Mac
でSADを試してみたい方は、GCC 4.2.0で粘ってみるのが今一番可能性があるように思います。なお、
GCC 4.2.0でgfortranを作るときのポイントをかいつまんで説明すると、
a) gmp-4.2をmakeする際には--host=non-apple-darwinをつける。こうすれば
make checkまでは通ります。
b) mpfr-2.2.0をmakeする際には、webページにある最新のパッチを当てた方がよい
あとはひたすらsvn update && ./configure && make bootstrapしてgfortranがmakeできることを
祈りつつ待つだけです。